DT日記

家を離れた自宅警備員の日記

Mac OS X 10.7 Lion にいろいろ環境構築しようと思ったよ

去年 MacBook Pro を購入してからいままで OS X 10.6 Snow Leopard (以下、Snow Leopard) でがんばってきたけど、環境がなんだがごちゃついてきたのでクリーンインストールを決断。せっかくなので、いまさらながら OS をバージョンアップしてみることにしたよ。

Mac OS X 10.7 Lion を入手

OS X 10.7 Lion (以下、Lion) は App Store から購入する。

XCode & Command Line Tools

まづはここから。

OS X 用の開発ツール及びコマンドラインツールの一式。これがなければソースコードを落としてきてビルドもできず、 Homebrew などのパッケージマネージャも利用できないので、OS XUNIX として活用したいならば、この開発環境はかならず必要になる。

会員登録が必要だけど無料。ダウンロードすべきは Xcode 4.3.x for Lion と Command Line Tools for Xcode のふたつ。

インストール当時の最新版は、Xcode 4.3.1 for Lion と Command Line Tools for Xcode - February 2012 。

フォント

趣味。

コマンドラインやエディタで使ふには等幅の Migu 1M と 2M 、その他のプロポーショナルな表示には MiguMix 1P や 2P なんかがおすすめ。でも Mac には綺麗なフォントがいろいろ入ってるので、ひとによっては必要性を感じないかも。

Homebrew

Homebrew は Mac OS X 用のパッケージマネージャ。Debian/Ubuntu でいふところの apt-get 的なもの。

従来 OS X には MacPortsFink などがあったものの、最近はこっちの方が使ひやすくてカスタマイズもできて、ってことで人気。

導入には XCode と Command Line Tools for XCode が必須。

/usr/bin/ruby -e "$(/usr/bin/curl -fksSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/master/Library/Contributions/install_homebrew.rb)"
brew install git
brew update

apt-get はビルド済みの deb パッケージのアプリケーションをインストールするツールだけれど、 brewソースコードとビルドを自動化してくれる。

Mono & F#

この記事を書いた時点では、 Beta Version: 2.10.9MacMREMDK を順番に入れる。公開されたばかりの Alpha Version: 2.11.0 だと通らないので、ちょっと待ち。

Python (pythonbrew)

Python はもはや説明不要な気がするけれど、pythonbrew (pybrew) は Python の仮想環境 (virtualenv) を管理できる。複数のバージョンの Python をシステムを切り離して導入したり、用途によって専用の仮想環境を作ったり、ってことが簡単。

基本的にはこの記事のいふとほりに。ちなみに LLVM-GCC ではない GCC が欲しい場合は、下だけでもやっとくと良いです。

Ruby (rbenv + ruby-build + rbenv-gemset)

こっちは Ruby の仮想環境管理ツール。brewgit が入ってれば、そのまま入れるだけ。

このみっつについては、 Git のリポジトリからとってきたディレクトリを $HOME 以下に置いて、 .bashrc や .zshrc に追記して、で済むやうになってます。

cd
git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git .rbenv

echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> $HOME/.bash_profile
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> $HOME/.bash_profile
echo 'source ~/.rbenv/completions/rbenv.bash' >> $HOME/.bash_profile

. $HOME/.bash_profile

mkdir -p ~/.rbenv/plugins
cd ~/.rbenv/plugins
git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git
git clone git://github.com/jamis/rbenv-gemset.git

rbenv install 1.9.3-p125
rbenv rehash
rbenv global 1.9.3-p125

こんな感じで良い、気がする。

tmux

ターミナルマルチプレクサ。GNU Screen 的な。端末エミュレータのタブ機能とかあまり使はないので。

これのインストールは簡単で、 brew install tmux でおk。いえーい。

byobu

tmux があれば基本要らないんだけど。

brew install byobu で入る…入るが… readlink が動くとは言ってゐない…

Bug #740370 “readlink -f not supported on OS X/BSD” : Bugs : byobu を見ると Status が Fix Released になってるんですが、最新の 5.16 には反映されてない…? 出てくるエラーが readlink: illegal option -- f なので、まんまこれっすね。

Mac では byobu は使はないので放置。

htop

htop は、いはゆる「topコマンドのつよいやつ」*1Windows でいふところのタスクマネージャと似たやうなものです。プロセスを kill できますし。

これは brew にはないけど、OS X 向けに改造したのがあったのでこれを入れてみる。

for Snow Leopard だけれど、 Lion でもビルドが通って実行もできた。……が、アプリごとの CPU とメモリの使用率が見えない。まあコアごとの CPU 使用率とかメモリの使用量は正常に見えるので十分便利ですね。

w3m

ページャ兼テキストブラウザコマンドラインで作業中にローカルの HTML ファイルを読みたい、ってときには氏ぬほど便利ですね。

これはちょっとだけ工程が多い。上に書いた LLVM ではない GCC が必要になる。

brew install --use-gcc bdw-gc
brew install w3m

*1:会社の元先輩より