DT日記

家を離れた自宅警備員の日記

セプキャン2011のチューターに応募した。

晒すってことは、察しろ。この件については語らないので、察しろ。

挨拶

セキュリティ&プログラミングキャンプ2011事務局様

キャンプ2010年言語組卒業生の宇佐美健太です。
この度の募集につき、プログラミングコースチューターに応募します。

はじめに

私はキャンプに参加してプログラミングへの興味が深まったとともに、
札幌市内のIT系勉強会などにも足繁く通うようになりました。

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企業でインフラエンジニアとしてアルバイトをして居ります。
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会社からは採用された場合の休暇について合意が得られています)

また、大学のサークル活動では三年ほどC言語講座のチューターと
Web制作講座の講師を勤めて居り、学生のプログラミング
学習・習得のプロセスにたいへん興味関心を持っています。

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最近は >snip< 実践F#の読書会とλ計算のお話などをして居ます。
>snip< Python札幌 >snip< にも参加して居ります。

エディタっていいよね

キャンプ参加時はまだUnix用のエディタはgeditなどしか
活用できてませんでしたが、最近では勉強会などでの付き合いも
あってVimEmacsを布教されて、使い始めています。
また、業務ではリモートでサーバを管理するためにVim
日常的に使用しています。

成果ってか

この一年での成果ですが、基本的には卒業研究のほかには
学習や勉強会に注力していたので、具体的な成果物としての
プロダクトで完成したものはありません。
特に中途でTDDなどに触れてプログラミングスタイルに変化が
生じたので、その直前にコードを書き始めたばかりのものは
現在まで一時凍結しています。
(しかもGithubなどのリモートのリポジトリに保管していなかったので、
HDDとともにデータが消失しています。いままで覚えていられる
程度のコード量だったので被害は軽微でしたが)

言語のアイディア

プログラミング言語のアイディアとして、半年ほどオブジェクト
指向的な日本語プログラミング言語について考えて居ます。
なでしこはそれまでの日本語プログラミング言語と比べて
柔軟でかなり使いやすく、Windowsに特化した豊富な機能が魅力の
言語ですが、原則として命令ベースのプログラミングになります。
特に機能が豊富なぶん、かなり統一感がなく、日本語として不自然な
命令名が多用されがちです。そこで、自然言語とダックタイピングの
相性が良いのではないかという考えをもとに、日本語として不自然なく
読めて、かつプログラミング言語として曖昧性を可能な限り排除できる、
できるだけ記号を多用しない文法について検討を進めています。

ちょっと言語を語らせろ

この一年ではほかに、特に紹介できる実績がないので、
自分の知っている好きなプログラミング言語について語りたいです。
TitleFormatting(とユーザーには呼ばれてるが、正式な言語名ではない?)は
foobar2000というWindows用オーディオプレイヤーのスクリプト言語で、
文字列と函数とField remappingsで構成されます。
基本的に全てが文字列である、というだけだとスクリプト言語
処理系ではよくある要素ですが、TitleFormattingは
基本的に全てが文字列内で、Rubyでいう式展開のように函数
呼び出されて、値が出力されます。分岐制御なども文ではなく、
if,if2,if3,ifequalなどの函数を利用します。四則演算や
ユーザが一時的に利用する変数の入出力も函数で提供されます。
Field remappingsは函数の糖衣構文様ですが、
再生中のオーディオファイルのメタ情報や再生時間などの
変数が配置されます。
標準のTitleFormattingは基本的に文字列操作と条件分岐などの
単純な要素で構成され、文法的に記号は函数呼び出しの $ ( ) や
Field remappingsの % 、条件分岐糖衣構文の [ ] 、
函数の引数区切りの , 、文字列の " と ' のみで、必要な記号数が
比較的少めだという意味でも興味深い言語のひとつです。
また、foo_funcもしくはfoo_ui_funcという拡張DLLで
ファイル操作や画像操作、foobar2000の制御やUI操作、
ループや算術記号を用いた四則演算などの函数を追加することができ、
さらに汎用性が増しています。
ただし、foo_funcはコンセプトがfoobar2000作者の意に沿わないらしく、
バージョンアップごとに動作対象外のDLLとして指定され、
そのままでは利用できないようになってしまっています。
はじめにこの文を書き始めたときはユニークな言語だと思ったのですが、
よく考えてみると、EXCEL函数に少し似てるんですよね……。
それでも十分にユニークだとは思うのですが。

最後の締めに

キャンプ生として去年のチューターの様子は観察して居りましたし、
それ以上にチューター経験者のお話などはそれとなく伺ったので、
チューターの業務が決して遊んでいられる楽なものでないことは
十分理解して居ります。しかし、キャンプ生や講師・チューターの
方々と寝食を共にしてお話ができる機会にあることは、
それにも勝る経験になると思って居ります。
一年前と比して自分の智識もスキルもつきましたので、
いまならばチューターとして十分な仕事を果たすことができると思います。


情報量が極めて少ないですが、選考に多少の足しになればと、
最後に自分のblogなどのリンクを紹介して終ります。
http://d.hatena.ne.jp/zonu_exe/
http://www.slideshare.net/tadsan/
https://github.com/zonuexe

以上、プログラミング言語への興味とチューター業務への
意欲は十分にありますので、どうぞよろしくお願いいたします。

うむ、いつもの通りの夜中のテンションで搾り出した感じの文章ですね。僕も明日に向かってがんばります。